2018年01月30日

そういえば。

全人類のみなさん。
「良い家」に巡り合えていますか。
小エネ(だけじゃないが)住宅迷子の悩みを解決する万住屋(よろずや)。
エネルギー住宅専門の設計士なのにコストカッター」綺麗ごとで生きている神崎です。

寒波が一息ついたのかと思いきや。
昨晩から10cmほど積もった雪を出社前20分かけて処理。
予報では来週も雪マークがついています。
連日の雪かきに身体もつでしょうか。

前回の窓の結露ですが以前(7年前ぐらい)吉野の山奥で住宅を建てた時
樹脂窓だったにも関わらず2階の南面の窓枠がうっすら結露したことがありました。
当時は樹脂スペーサーもなかったのでアルミスペーサーだったこともあるでしょうが
やはり、あれも1階と2階の圧力差だったのだなと改めて思いました。
当然、積雪のある地域ですが田舎なので南に日射を遮る建物はなく好条件の立地。
ちなみに外気は0℃程度、C値は0.5切っていた物件です。
ベランダに出る引違の掃き出し窓で発生しました。
やはり窓の気密性により逆流があったのかも知れませんが
換気も少しうまくいっていなかったのではないかと思います。
7年前は今程度の知識があれば対処できたでしょうに。

このレベルの気密性でも、例え樹脂窓であろうと
水蒸気の移動と表面温度によっては結露します。
0℃ですらこれですから-10℃以下になるような地域だと
結露の抑制はできても発生自体なくすことは無理なのかもしれません。
ちなみに北海道でアルミシングルガラスだと結露がそのまま凍るようです。
そこまでならないだけマシなのかもしれません。
北海道の方に良く言われたのが「本州は過酷じゃないから」と言うのを思い出します。

さて会社の駐車場の雪かきしに行きますか。
さすがに昼食べないと、一日もたないかな。

それでは皆さん「健康・快適かつ小エネで経済的な家つくり」を。
posted by KY≠ at 07:43| 奈良 | Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月29日

だから気密。

全人類のみなさん。
「良い家」に巡り合えていますか。
小エネ(だけじゃないが)住宅迷子の悩みを解決する万住屋(よろずや)。
エネルギー住宅専門の設計士なのにコストカッター」綺麗ごとで生きている神崎です。

前回の2重窓の結露対策としてもう一つ有効なのが換気です。
まあこれは2重窓に限ったことではありませんが
室内の水蒸気を排出することで結露する量を減らすというものです。
ただしこれには気密性が非常に重要になってきます。
3種換気の場合、窓から給気したいのに他の所から給気されれば窓からの圧が低くなり、
結果、水蒸気を排出するにいたる良好な換気とはならないわけです。
更に気密性が高い場合は1階、2階とも内外気圧差分布は室内側にベクトルが向きますが
気密性が悪い場合は2階(中間層から上階)においては外部へ逆流する恐れがおります。
と言うことは隙間風のある壁中や窓周りに水蒸気が溜まりやすくなり
そこで外気に冷やされると結露することになります。
窓で結露するぐらいなら拭けば良いですが
どうせ気密処理もしていない壁内で結露すれば躯体の劣化に多大な影響を及ぼす事になります。
気密の悪い住宅で水蒸気を出そうと一生懸命換気をすればするほど
弱い部分で結露が発生しやすくなると言う事です。
気密が悪いと言う事はこのような状態を作りやすいと共に
熱ロス、さらには換気効率も悪いので余計なエネルギーを使っていることになります。

まとめとして冬季の室内温湿度環境は健康的な生活の基本的条件であり
この維持に必要な建物の断熱気密性能、暖房加湿に加えて
空気汚染対策、結露対策は必須の要素である。
(上記のすべてに気密が関係していますね)
2重窓は室内環境の改善や省エネルギーの為の改修に有効な手段であり
結露対策を含めて効果的に用いられることが望まれる。
としている。
さて皆さんは本当に理解できていますか?
気密測定すらしない輩が断熱や結露なんか口にするなって事ですね。

それでは皆さん「健康・快適かつ小エネで経済的な家つくり」を。
posted by KY≠ at 07:33| 奈良 ☁| Comment(0) | 設計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

2重サッシの結露。

全人類のみなさん。
「良い家」に巡り合えていますか。
小エネ(だけじゃないが)住宅迷子の悩みを解決する万住屋(よろずや)。
エネルギー住宅専門の設計士なのにコストカッター」綺麗ごとで生きている神崎です。

年末年始を迎えた高気密高断熱住宅に住んでいる人の声で多いのが実家の寒さ。
特に子供(孫)は正直ですから寒けりゃ寒いと言います。
大人でも家帰りたいと思うのですから当然です。
孫がお年玉がもらえる正月ですら「寒いから行きたくない」なんて
悲しい事にならないようにしたいものです。
こういうフレーズで断熱リフォームやらの営業を受けてリフォームするのは良いが
新築よりも更に難しい断熱・気密施工になります。
しかしそれに見合う知識や技術を持った施工会社は希です。

一番手軽で簡単で効果が得られやすい内窓を取り付ける
いわゆる2重サッシ化ですらまともに施工できずに
窓間で結露を発生させ躯体の劣化を引き起こす事になります。
結露の発生条件は今更ですが窓の表面温度が水蒸気の露点温度以下である事。
なので-10℃以下になるようなところでは樹脂サッシでも
内部条件(特に2階は)によっては結露します。
これは次回書きますかね。
内外温度差や室内湿度影響してくると言う事です。

2重サッシの中空層は一応外部窓と内部窓の中間の温度帯になりますが
表面温度で見ると外部サッシの内側表面温度は低く
内部サッシの外側表面温度は高くなります。
そこに室内側からの水蒸気量の多い空気が入れば確実に結露します。
なので室内側のサッシは空気が流入しないように気密性を上げて置かないといけません。
ここが解っていないのでただ単に窓を取り付けるだけの業者が多く
結露問題は一向になくならないままです。

内側が結露しないから良いのか?
そんなわけはありませんね。
中空層では結露によるカビが繁殖し、結果室内の空気汚染になる。
結露水により木製枠なら湿潤状態、建材枠なら表面材が浮いたり、
最終的には躯体に入り込み、
ただでさえしょぼい断熱材を濡らして更に断熱性能を無力化。
その断熱材に接触している柱や横架材も湿潤し腐朽菌による劣化を引きおこす。
中空層の結露と言うのは表面結露よりも放っておける分被害が大きくなりがちです。

内部側の気密が確保できないないならどうするか。
簡単です。
中空層の結露を今までのようにふき取るか
外部側の窓開けて換気通風すればよいだけです。
そうすれば外気と同じ湿度と温度になるので結露しませんね。
しかし外気と同じになるという事は
結局取り付けた内窓の断熱気密性能に依存しないといけないと言う事です。
内窓の性能が悪ければ(アルミ樹脂複合アルミスペーサー程度)
元のように内窓の室内側で結露するので2重窓にする意味がありません。

目に見える窓だけとってもこの有様です。
壁の中がどうなっているのか
ちゃんと考えた施工しているとは到底思えませんね。
窓の結露すら解消できない業者は信用してはダメですよ。

それでは皆さん「健康・快適かつ小エネで経済的な家つくり」を。
posted by KY≠ at 07:41| 奈良 | Comment(0) | 設計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする