2018年06月30日

読み返す事も重要。

全人類のみなさん。
「良い家」に巡り合えていますか。
小エネ(だけじゃないが)住宅迷子の悩みを解決する万住屋(よろずや)。
エネルギー住宅専門の設計士なのにコストカッター」綺麗ごとで生きている神崎です。

とある本を読み返していると気密の話が出てきました。
前回、読んだときにあったかな?
当たり前すぎて飛ばし読みしたのかも。
昔は規定のあった気密の数値。
温暖地はC値5以下、寒冷地はC値2以下
これらはエネルギーの点から決められたようです。
確かに昔のQ値計算には換気の熱損失は入力しますが
漏気による熱損失は入力しませんでしたね。
今の一次エネルギー計算にも入力箇所はないですけどね。
ちなみに燃費ナビ(PHPP)には当然C値又は漏気回数の入力があります。
QPEXにもありましたね、提出用には加味できないですが。
この漏気分熱損失を温暖地と寒冷地それぞれで
全体の熱損失増加を10%以内に抑える為に5とか2とかが決定したとか。

C値5とか2とかが表記されなくなったのは
工法的に普通に施工していればクリアするからだと言われています。
たしかに面材を使用することで中途半端に気密性が高まり
漏気が少なくなったことで室内空気が動かなくなり
シックハウスなる言葉が登場し24時間換気が義務付けられたわけです。
ところがC値5程度の建物では3種換気だとそこら中に出入口があり
経路が定まらない、換気効率も悪い、
特に圧の関係上2階からの空気の取り込みはほとんど出来ていない。
温暖地でも2階からしっかりと給気するには
C値2以下でないといけないとされています。
でもC値2以下は意識して施工しないと結果が出ません。
そもそも測定もしていないのだから自分達の作っている住宅が
どのくらいか解っている人がいないですしね。

じゃあC値2を切れば良いのか。
空気の入れ替えだけを考えればそうなるのでしょうね。
しかし空気と一緒に熱も湿気も移動する。
移動した先が低断熱だとそこで結露する。
いわゆる非暖房室で結露する住宅が増えた原因は
この中途半端な気密化によるものです。
C値2程度では換気効率も50%切るぐらいなので
余計なエネルギーもかかります。

断熱化したら内部結露を防ぐために気密が必要。
気密かしたら計画換気が必要。
さらに換気をスムーズにするために高気密化が必要。
暑い寒いを無くすために断熱をするなら
確実に高気密化しないといけないと言う事です。
ではその数値は。
まあ今更なんで書かないですけど。

それでは皆さん「健康・快適かつ小エネで経済的な家つくり」を。
posted by KY≠ at 07:42| 奈良 ☔| Comment(0) | 設計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月29日

選べないなら・・・。

全人類のみなさん。
「良い家」に巡り合えていますか。
小エネ(だけじゃないが)住宅迷子の悩みを解決する万住屋(よろずや)。
エネルギー住宅専門の設計士なのにコストカッター」綺麗ごとで生きている神崎です。

ニュース見ててもサッカーの話題ばかりで
全く興味のない私には無駄な時間でしかありません。
普段は興味ないくせに、ただ単にお祭り騒ぎがしたいだけの輩が
多い事も嫌いな理由の一つですね。
あと芸能人の喜びの声、意味解りません。
欠陥住宅に住んでいる不満の声や
高性能住宅に住んでいる人の声でも流してくれた方が
よほど世の中の為だと思いますけど。

新聞やNETニュースであれば読みたいところだけ読めますが
録画しないかぎりテレビ番組は飛ばす事は出来ません。
やってないチャンネルを探して変えるのも結構メンドクサイです。
勝手に流しておいて国民の義務だから金払うのが当然という
勝手に守ってやってるのだから用心棒代払えという
やくざみたいな理由を押し付けてくる某放送局も見る気はないですし。
選べないならテレビ消す選択をするしかないですよね。
とにかく早く終われば良いのに。

興味がないというのは人それぞれですが
家を建てよう、買おうとするのであれば興味はもつべきですね。
小・省エネ、耐震、室内環境などなど
何も言わなければその会社の標準になります。
特に大工や設備屋を選ぶ必要はなく誰でも良いわけです。
最終的に完成していれば中がどうなっていようが良いわけですしね。
まあ気密はそうはいかないので選べないなら当てがわれるようにする。
数値を設定して気密測定をするとなると精鋭が当てがわれますよ。
そういう大工は清掃や細かい作業もきちんと出来るので安心です。
誰が施工しても指名料が必要なわけではないので
良い大工に施工してもらいたいのであれば気密の数値を決めて契約するべきですね。
まあ指名料で多少上がってもそういう大工に施工してほしいですけど。
こうすることで出来ていない大工は焦ります。
技術を上げようと必死になります。
だって仕事回ってこないんですから。
底上げするには本人が自覚しないとダメですから。

これは設計にも当てはまります。
適当に作ってもおりる確認申請だけ提出する事務所もあれば
エネルギーや構造も含めて考える事務所もあります。
当然、金額は変わりますが一生使う住宅の事を考えると決して高くはないと思います。
しっかりと吟味して良い実務者を選びましょう。
さらに設計契約、工事請負契約するときはしっかりと
Ua値やC値、耐震等級の明記をしてもらいましょう。
ちょっと待ってでも良い家にしてほしいですね。

ここに来る皆さんも自分で選んで来られているのでしょうから
知る事の重要性は理解していると思います。
後は実行するだけですね。
思っているだけでは誰も助けてくれない。
実行しない者に成功も満足も訪れるわけはありません。
まずはお気軽にご相談ください。
kanzaki@bg8.so-net.ne.jp 0742-81-9968 080-6116-5412まで

それでは皆さん「健康・快適かつ小エネで経済的な家つくり」を。
posted by KY≠ at 07:17| 奈良 ☁| Comment(1) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月27日

構造の計算。

全人類のみなさん。
「良い家」に巡り合えていますか。
小エネ(だけじゃないが)住宅迷子の悩みを解決する万住屋(よろずや)。
エネルギー住宅専門の設計士なのにコストカッター」綺麗ごとで生きている神崎です。

昨日は現在手掛けている物件の構造計算を1日かけて。
あらかた終わっていたが少々間取りが変わった部分があったので。
木造2階建てですが許容応力度計算で等級3を確保します。
なぜかどうしてもNGになる箇所が。
2階の天井の水平剛性がとれない。
いや2階の床ならともかく小屋裏に24mmの合板を4周打ちで
全面引いてもクリアせんっておかしいやろ。
というわけで入力がおかしいのかもとか、
ず〜〜〜〜〜っと探していたら計算条件の中に一つのチェックボタンが。
・・・ポチっとな。
何だったのでしょう今までの時間は、なんなくクリアです。
バランスが悪いのかと動かしまくった耐力壁も元に戻せましたし
当然なのですが合板やめて火打ち金物だけにしてもクリアしました。
多分、なにかしら意味のあるボタンなのでしょうが
いつの間にかチェックつけていたようです。
ちゃんと調べてみよう。
今までとは違うソフトなのですが経験がなければ
おかしいと気が付かずに諦めてプランやり直しって事になったいたかもしれません。

さて地震の件もあったのでこれから耐震等級3と言う声が多くなってくるかもしれません。
以前も書いたように木造2階建ては4号特例と言う悪しきものによって
確認申請時に構造計算を提出しなくても良いです。
おそらく計算せずに今まで大丈夫だったと言う経験だけで
筋違いを入れている実務者もいまだに多いと思いますが
確実に各等級に達していないので耐力が足りなかったり
外圧がかかった時にねじれたりします。
結局、今回の地震でも倒壊しているのはそうした経験を根拠にした建物です。
今後、予想される地震の規模からすると等級3は必須になると思われます。
長期優良なども計算を出しますがあくまでも壁量と床の水平剛性です。
ここでOKでもそのデーターを許容応力度にいれるとNGになります。

周期的にあと100年は大地震が来ないならともかく
数十年内には起こると言われている中で
まともに計算もされていない物で生命を守る事は出来ないでしょう。
1回では倒壊しなくてもその後の余震で倒壊するかもしれない。
阪神・淡路や熊本の震災から何一つ学んでいない事に驚きです。
何も変わらない法律に驚きです。
さっさと特例廃止して最低でも等級2以上(できれば等級3)
壁量+床倍率、4分の1計算ぐらいはマストにしなければいけませんね。
壁量だけの計算で等級3相当でもダメですよ。
床の剛性がついていかないですから。
と言っても簡単に変わらないでしょうから独自で行うしかないですね。
さて許容応力度までいかなくても壁量計算できる実務者はどのくらいいてるのでしょうね。
小エネ含めて選んだ設計者があなた方の命を生活を運命を握っています。
しっかりと吟味しましょう。
私たち実務者は選んでもらった方々の生命を生活を守る義務があります。
しっかりと勉強し続けましょう。
私も全て網羅出来ているというには勉強足りませんのでまだまだ精進あるのみです。

それでは皆さん「健康・快適かつ小エネで経済的な家つくり」を。
posted by KY≠ at 08:15| 奈良 ☁| Comment(0) | 設計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする