2018年09月30日

一文字違うだけで。

人類のみなさん。
「良い家」に巡り合えていますか。
小エネ(だけじゃないが)住宅迷子の悩みを解決する万住屋(よろずや)。
エネルギー住宅専門の設計士なのにコストカッター」綺麗ごとで生きている神崎です。

昨日は滋賀で現場見学会に行ってきましたよ。
現場見学会よりも後の飲み会の方がいつも濃い話になる。
気が付けば終電手前と言う事で奈良に戻るとAM2時。
なのに5時に目が覚めるのは病気なのでしょうか。

さてパッシブハウス認定の取得を目指している物件で
壁はフェノールフォームでの充填+付加断熱。
C値は0.3との事ですが、認定とるならC値0.1台にはしておきたいところです。
中間時にこれだとちょっとまずい感じがします。
今からでも出来そうな事を伝えておきましたが・・・どうなるでしょうね。

さて色々内部を見ていると気になるポップが
「壁の中を通気する工法です」と・・・・・・・・。
なにこれ?
このおかしさに気が付いた方は基本が解っていますね。
壁の中を通気するってどこぞのエ〇パス工法ですか?
壁の中は静止空気層でなければいけないのが基本です。
ましてや断熱材の中を空気が移動すれば断熱性能なんてないに等しいレベル。
その後もまじまじと見ると天井裏から壁中に続く隙間もあるし、
配線スペースだと思っていた4cmぐらいの隙間あるしな。
でもフェノールフォームのようなボード系だと
たしかに繊維系と違って表面を風が通っても断熱性能の低下にはならないのかも
と一瞬思いましたが、よーく考えるとやっぱりあり得ないですね。
パッシブハウスを建てる人間がまさかね。
と思って確認してみるといや通気しないしとの事。
どうやら外部の通気の話だったようです。

外壁と壁、たった一文字で全く意味の違う物になります。
もしこのポップが外部に貼ってあれば外壁の事だと思ったのかも知れませんが
室内側に貼ってあったら、壁の中だと思いますよね。
ちなみに配線用の4cmの隙間はボード系の反響を抑える為に
繊維系暖断熱材を入れ込む予定だとか・・・。
あの現場に行ってこれに気が付いた人、ほかに居てるのでしょうか。
居てないのも問題ですけど。
一般客ならまだしも、同業者も多かったのですしね。
私も誤字脱字が多いのでもう少し丁寧に見直さないといけないですね。

それでは皆さん「健康・快適かつ小エネで経済的な家つくり」を。
posted by KY≠ at 08:27| 奈良 ☁| Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月29日

軽視しすぎです。

人類のみなさん。
「良い家」に巡り合えていますか。
小エネ(だけじゃないが)住宅迷子の悩みを解決する万住屋(よろずや)。
エネルギー住宅専門の設計士なのにコストカッター」綺麗ごとで生きている神崎です。

本日は滋賀にてパッシブハウスの現場見学会です。
電車も明日、日曜日の昼から運休するかもって言う発表でしたしね。
台風の影響で明日はするかどうかわかりませんが
今日はまだ中止の連絡ないので大丈夫でしょう。
速度早まって帰れなくなるように事のならなければ良いのですが。

さて前回の中で書いた釘が利かなくなったことにより
耐力が低下して屋根が下地ごと風で飛ばされると言う現象。
30年も40年になる建物ならまだしも10年以下の築浅でも起こる。
釘がさびにくくなったとは言え、打ち込んだ物自体が変形すれば追従しない。
まあ釘も錆びないわけではないですしね。

小屋裏からの水蒸気の移動や防水層を破る事による漏水が原因であることが多い。
太陽光設置の為に防水層を破ると適当な処理をしていても
少しの隙間があれば温度差・湿度差・圧力差で漏水する事もあります。
さらに最近の屋根へのウレタン吹付でも
根本的に勘違いしている業者によって問題がでています。
基本的に繊維系断熱材は防湿層を設ける必要がありますが
透湿抵抗の低い物も防湿層を設ける必要があります。
アなんたらと言う商品は2つともこれに該当するわけですが・・・シートいらんって言い張るし。
しかも合板に直接吹き付けるなんて「結露させます」って言っているようなもの。
これ工務店レベルで多い話、HMは絶対にしないようです。
そりゃ防湿せずに断熱材素通りした先で壁があれば
屋根なんて一番温度差が激しいのですから結露しないわけがない。
壁でも同じですが、寒いから結露するわけではないですからね。

ちなみに床下断熱でも同じですね。
他の部分の気密性がよくて床部分だけ気密が悪いどうなるか。
弱い所から集中して移動しようとします。
なので湿気は室内と床下の湿度差で室内へ移動しようとします。
断熱材と土台・大引きの間、床合板の土台の間、
そして床合板のジョイントを通り床下から水蒸気が移動してくる。
どこかでしっかりと気密してあげないとダメです。
基礎断熱なら初期のコンクリートから出る水分だけなので
そう問題はないが床下断熱は年中さらされることになる。
安い床材は膨れてくるし無垢板は収縮を繰り返すので一目瞭然ですね。
良く伺う木灯館は杉の床ですが湿度変化が少ないので
通常、乾燥して木と木の間に出来る隙間も8年?たった今でもほとんどない状態です。
床下断熱で(まあ木自体の乾燥具合にもよりますが)
無垢板の継ぎ目が3mm以上あるような場合は注意が必要ですね。
と言ってもめくらない限り今更何もできないので時すでに遅しですが。

見えない所の木材も同じで長時間、長期間湿気にさらされれば
含水率が上がり収縮が継続することにより床なりなんかも出てきます。
腐朽菌の発生も考えられるし、水分があればシロアリも活動しやすくなります。
自分達でそういう状況をわざわざ作っている。
そして事が起これば別にお金を払って直すわけです。
無駄な事、この上なしですね。
結局は水蒸気の移動を甘く考えているからです。
結露しても普通と言う考えだから
いまだにアルミ単板ガラスが売れている。
それ自体が世間一般がいかに湿気を軽視しているかわかりますよね。
そのくせ除湿剤を毎年大量に使っている。
本当に理解しがたいですね、日本人って。
皆さんはしっかりと湿気・湿度対策を考えましょうね。

それでは皆さん「健康・快適かつ小エネで経済的な家つくり」を。
posted by KY≠ at 08:14| 奈良 ☔| Comment(0) | 現場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月28日

皆さん注意を。

人類のみなさん。
「良い家」に巡り合えていますか。
小エネ(だけじゃないが)住宅迷子の悩みを解決する万住屋(よろずや)。
エネルギー住宅専門の設計士なのにコストカッター」綺麗ごとで生きている神崎です。

LINEの新サービスが出るようですね。
って私、LINEやってないですから関係ないんですが。

大きな被害をもたらした台風21号と同じぐらいの勢力の台風24号が週末にかけて近づいています。
明日、滋賀に行かなあかんのに。
ルート見ると九州・四国・本州・北海道を縦断するようです。
いつも海の方にズレていくので珍しいルートのようです。
各地域とも前回の被害による修繕も終わっていないのに
しかも今回は雨も多いようですのでしっかりと対策をしておかないといけません。

って、元の仕様がちゃんと出来てないのに対策も何もないですよね。
いかに最初にきちんとしておくかが災害後の生活を左右します。
これがちゃんとしてあれば屋根が飛ぶなんてことはないんです。
よく見ると表面の屋根材ではなく野地板や垂木ごと飛んでいますね。
これは水蒸気の移動が阻害され留まる事で結露したり
木材が腐朽し釘の耐力が保てなくなっているからです。
古い住宅ならまだしも新しい住宅でも起きているのが問題です。
なぜこんなことが起きるのかはまた今度書くとして、
地震による被害もそうですが、起きてからが大変です。
これだけ大規模の場合、直そうにも業者が捕まりません。
業者が見つかっても見積もりだ材料発注だとすぐに治るものではない。

最初からちゃんと耐震・耐風・温熱を考えて施工していれば
なんの被害もなく、悠々と暮らしていけるわけです。
まあ仕方ないですよね。
自分達が金額だけで選んだ仕様、業者なんですから。
1か月、2か月それ以上かかるか解らない状況化でのストレス。
今回のように次の災害を恐れながらの生活。
真夏であれば暑さ、真冬であれば寒さと戦い。
最初からそういう物を選んでいるのですから。
業者がこれぐらいで良いって言ってたからと言う人のせいにするだけ。
その業者は、自分の家建てる時のそんなレベルでは建てませんよ。
だって他人事だし、災害で屋根飛んだり、修繕したりする方が
業者は仕事あって儲かるんですよ。
多少、高く見積もりしてもしてほしい人いるんだから。

今後も予測を超える(予測されてるけど無視している)を言い訳に
適当な家を造る業者による人害が起きる事でしょう。
台風や地震で住み続けることが困難にならない様にしっかりとした計画を立てましょう。
住めなくなるのにローンは残る、次の家はもう建てられない。
修繕するお金はあっても業者が捕まらないなんて事が実際に起きているわけです。
それならば多少コストが上がっても最初にしておくべきですね。
こんな事、検討するまでもない事ですね。
ましたや施主にどうしますか?なんて聞く事ではないです。
だから業者選びは重要なんですよ。
だから施主もべんきょうしないといけないんですよ。
それが出来ないなら第3者に頼むしかないんですよ。
周囲がドタバタする中、普通に生活できるようにしていきましょう。
防災グッズも忘れずに。

それでは皆さん「健康・快適かつ小エネで経済的な家つくり」を。
posted by KY≠ at 07:40| 奈良 | Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする